医療事務資格の必要性と難易度について解説します。
もくじ
医療事務に資格は必要?
医療事務は資格がいる職業ではありません。
専門的な知識が必要なシーンは多いですが、ほとんどの病院ではマニュアル化されています。
また、レセコンの導入やインターネット通信を利用した「医療機関の完全電子請求」が推し進められていて、レセプトの作成や請求業務自体はそれほど専門的な知識がなくてもできる時代になっています。
レセコンとは?
カルテの情報を入力するだけでレセプト(診療報酬明細書)を作成してくれるコンピュータまたは専用ソフトのこと。レセプトコンピュータ。
安定した転職や再就職、昇給を目指すならあった方がいい
資格がなくても仕事ができるとはいえ、資格が有利に働くシーンも多くあります。
医療事務職は他業種と比べても即戦力が求められる職業柄、経験者が優遇される傾向が特に強いので、資格を持っておくことは大きなアピールポイントになります。
大きな病院の求人情報には特定の資格を条件としていることもありますし、資格給がもらえるところもあります。
資格をとる過程で学べる保険医療の知識は日常生活でも役立ちます。
医療事務の資格というくくりよりもどの資格をとるかというところで考えるのがいいでしょう。
頑張って難易度の高い資格をとった際には、相応の見返りは期待できます。
通信講座や資格サイトでの人気は上がっている
医療事務が人気職となっていることは「医療事務の給料や雇用形態」でも書きましたが、医療事務関係の資格もその人気が及んでいます。
例えばユーキャンの通信講座では医療事務講座が女性に人気No1となっています。
資格の知名度がさらに上がって「持っていることが当たり前」になれば、持っていないと不利になってしまうこともあるかもしれません。
独学で合格できる?
医療事務資格は、他の資格・検定に比べても独学が特に難しいジャンルです。
理由のひとつとして実用的な教本や問題集が少ないことが挙げられます。
ルールが複雑な割に分かりやすい教科書や参考書となるものがほとんどありません。
問題集に至っては解説などが書かれずに問題の答えのみが記載されているので、「自分が何をどこで間違ったのか」「この条件でなぜそうなるのか」というのが解答を見ても全く分かりません。
できれば講座を受講しよう
医療事務資格の価値をしっかりと見出だせているなら、挫折の多い独学を無理に目指すよりは、素直に通信講座などに投資をするのがいいと思います。
とっつきづらい決まりごとを噛み砕いて理解できる環境や、分からないをその都度質問できる環境があれば、それほど難しい科目というわけでもありません。
通信講座については別のページで解説しています。
まとめ
- コンピュータによる効率化・簡略化が進んでいるので専門知識がそれほどなくても業務がこなせる環境になりつつある
- 医療事務は必ずしも資格が必要な訳ではないが、資格をとるメリットも大きい
- 医療事務資格の知名度と人気は年々上がっている
- 医療事務資格は独学での取得が難しい
- 早めに資格を取得して就職や昇進に役立てたいなら講座を活用しよう
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